My RØDE Reel審査員Sunday Emerson Gulliferが教える、魅力的なショートフィルムを制作するための5つのヒント
My RØDE Reel が2021年に帰ってきます。今回の大賞は過去最大となる、驚異の賞金25万ドル(現金)です。応募に必要なのは、ショートフィルムを提出すること。上映時間3分以内の作品に加え、メイキング映像も提出してください。
この人生を変える賞の受賞者は、名誉ある審査員団によって選出されます。審査員はSunday Emerson Gullifer、Jess dela Merced、そしてRyan Connollyです。それぞれが優れた映像作家として活躍する彼らは、創造性、技術力、そして素晴らしい物語性を備えた作品を探します。

Sunday Emerson Gulliferは、シドニー出身の受賞歴を持つ映像作家です。彼女の作品はテルライド映画祭で上映され、オーストラリア監督組合賞に2度ノミネートされたほか、Vimeo Staff Pickにも選出されるなど、業界で数々の評価を受けています。2020年には、パリでの執筆レジデンシーと、初長編映画の脚本執筆に向けた開発資金を獲得しました。
以下では、適切な物語の選び方からフィードバックへの向き合い方まで、魅力的なショートフィルムを制作するための彼女の秘訣を紹介します。ぜひ参考にして、創作意欲を高めてください。
語りたくてたまらない物語を見つける(言うほど簡単ではありません)
自分を夢中にさせるもの、夜も眠れないほど考え続けてしまう問い、最も強く心を動かされた瞬間について考えてみましょう。そこからインスピレーションを得て、自分の内側に火を灯す物語を育てるための素材にしてください。
私はまず世界観とテーマから始めることが多いです。映画の舞台を決め、掘り下げたいテーマを定め、そこからキャラクターと物語を組み立てます。正解はありませんが、キャラクターや状況から始めるなら、それがなぜ自分にとって重要なのかを深く掘り下げる時間を必ず取ってください。なぜこの物語なのか? なぜこのキャラクターなのか? なぜ今なのか?
すべてのアイデアが映画になる運命にあるわけではありません。意味のある物語を探すために、アイデアを捨てることにも慣れましょう。魅力的なショートフィルムとは、深く人間的なレベルで観客の心をつなぎ、私たちが生きる世界について意味のある何かを明らかにする作品です。
もう一度、改稿する
制作をさらに前へ進めるため、自分自身に挑戦しましょう。物語、キャラクター、そして彼らの感情の旅路を深く掘り下げてください。大変な作業にも取り組み、「これで十分」と妥協しないことです。
初稿が良い出来になることは決してありません。もう一度、さらにもう一度、そしてまたもう一度、改稿しましょう。改稿するたびに、より良い書き手になるよう自分に課題を与えてください。自分の期待に届かない不快感と向き合い、執筆の筋肉を鍛えましょう。必ず上達します。
問題点、プロットの穴、矛盾を探してください。心の奥では、それが何か分かっているはずです。無視してはいけません。脚本の段階で修正できれば、撮影現場や編集で大きな苦労をせずに済みます。
Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow – Sunday Emerson Gulliferによるショートフィルム。
良い人たちと仕事をする
映画制作においてコラボレーションはすべての基盤であり、周囲に集めたチームの力量が、そのまま自分の力量になります。
良い人たち、つまり誠実さと情熱を持って仕事に向き合い、好奇心、技術、センスによってあなたとプロジェクトをさらに高みへ押し上げてくれる、良い人間性を備えた人たちと仕事をしましょう。そうした人たちを見つけたら、大切につなぎ留めてください。仕事の半分は終わったも同然です。
演技を最優先する
クールなショットは誰もが好きですが、常にまず演技を優先してください。
映画を観る観客として、私たちはスクリーンに映る人々に感情移入し、つながりを感じます。俳優が私たちを映画につなぎ留め、物語を体験させてくれるのです。俳優なしに映画は成り立ちません。俳優は機械ではありません。力強い演技を引き出すには、敬意とサポートが必要です。
カメラのために別テイクを撮るのはもちろん構いません。しかし編集では、常に演技を軸に判断してください。素晴らしい演技に完全に引き込まれている観客なら、わずかにピントが外れたショットも許してくれます。
Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow – Sunday Emerson Gulliferによるショートフィルム。
フィードバックを得る(ただし相手は慎重に選ぶ)
企画、制作のさまざまな段階でフィードバックを得ることは重要ですが、作品を誰に見せるかは慎重に選びましょう。
信頼でき、尊敬する友人、同業者、メンターの中から、自分が意見を重視する人たちのリストを作りましょう。受け取ったフィードバックとじっくり向き合い、誰がそれを伝えてくれたのかを考えてください。その人をよく知っていれば、どんな好みを持っているかも分かるため、自分の作品にどう当てはめるべきか解釈できます。
知り合い全員に広く意見を求めるよりも、こちらのほうがはるかに有益です。プロセスの不適切な段階で、間違った相手からフィードバックを受けると、良い結果よりも害のほうが大きくなり、落胆したり、混乱したり、完全に道を外れてしまうことがあります。
同様に、いつフィードバックを求めるかも意識的に決めましょう。プロセスの後半まで取っておく人を決めておけば、段階ごとに新鮮な視点を得られます。誰からのフィードバックが、いつ最も役立つのかを考えてください。
そして、もうひとつおまけのヒント…
制作するすべての映画が、思い描いた通りになるわけではありません。それで大丈夫です。成功よりも失敗から多くを学べます。学びを次に生かし、外へ出て、また別の映画を作りましょう。これはプロセスです。私たちは皆、ただ上達しようと努力しているのです。
My RØDE Reelの応募受付は現在開始しており、2021年10月20日(水)午前10時に締め切られます。詳細を確認し、撮影を始めるにはmyrodereel.comへアクセスしてください。