『'71』とRØDE:ワトソン・ウーとのひととき
ワトソン・ウーは、米国の映画、テレビ、ビデオゲーム業界で活動するサウンドデザイナー兼レコーディストです。数年前、英国のサウンドエフェクト・スーパーバイザー、ポール・デイヴィスから、2014年の歴史スリラー映画『'71』のために銃器の手配と録音を依頼されました。BAFTA賞にノミネートされたほか、数々の映画祭で賞を受賞したこの作品は、1971年の暴動後、ベルファストに取り残された英国兵ゲイリー・フック(ジャック・オコンネル演)の物語です(タイトルはこの出来事に由来します)。
先日、ウーからこのプロジェクトでRØDE マイクロフォンを使った経験について話を聞きました。
録音する銃器を探す
銃器の予算が決まると、私は米国の銃器所有者を何度も訪ねました。米国にいると、1971年以前の時代に合う古いヨーロッパ製銃器(私が「グロック以前、あるいはプラスチック銃以前の時代」と呼んでいるもの)を入手するのはかなり困難でした。しかし、探し続けた結果、フィールド録音のために本物の銃器を快く貸してくれる所有者を何人も見つけることができました。その後、フロリダのまさに人里離れた場所にある、私のお気に入りの民間射撃場を予約しました。
幸い、制作スタジオから『'71』の銃撃戦シーンを収録したクリップを共有してもらえたため、アングルや距離などを考慮して、どこにマイクを配置するか判断しやすくなりました。持ち込む機材の量も把握できたので、映画制作でよくある「とにかく詰め込めるだけ詰め込む」という状況より、はるかに効率的でした。このプロジェクトでは、8トラックのセッションを行うことにしました。
RØDE マイクロフォンで音を収録
銃器を録音するとき、私はRØDEのNTG3、M1、NT5マイクロフォンを使います。非常に頑丈に作られているため、落下や過酷な天候、そしてもちろん、あまりにも大音量の銃声のそばで受ける過酷な扱いにも、簡単には壊れません。
特にNTG3は、銃声のフィールド録音に適した「オールインワン」のショットガンマイクです。あらゆるアングル、距離、音量レベルで素晴らしい音を捉えますが、今回は銃器からわずか3~12インチの距離に配置しました。ほかのマイクでは使いものにならない歪みしか収録できないような距離でも、NTG3は本領を発揮します。なぜこれほど近くに配置するのでしょうか。それは、セミオートマチック銃の機械音や、リボルバーとライフルの爆発的な発射音を捉えるためです。『'71』をご覧になると、耳にするクローズアップのミックス音の多くが、私のNTG3によるものだと分かるでしょう。
私が使ったM1 とNT5 は、少し異なる方法で使用しました。
この2本の高品質な録音用マイクロフォンは、飛来する銃弾の音(撃たれている側から聞こえる音)を捉えるために使い、射手の視点から北東約80フィートの位置に設置しました。M1 は近距離感度に優れたカーディオイドなので、レンタルした2丁の銃器から放たれる、圧倒的に大きくタイトな音を捉えるのに最適でした。NT5 もカーディオイドですが、このコンデンサーマイクはより高感度なので、より広いパターンで音を捉えるのに適していました。
RØDEについての最後のコメント
同じようなタイプのサウンドエフェクトを録音することを考えているなら、この3本のRØDE マイクを強くおすすめします。手に取って扱えば、その品質を実感できるはずです。これまでのキャリアで、私は100種類を超えるさまざまなマイクロフォンを使ってきました。その多くは数千ドルもしましたが、比較的手頃な価格のNTG3、M1 、NT5 は、価格に対して音質がこれほど素晴らしいことに、今でも驚かされます。
それに、風の強い日にはRØDEのブリンプも素晴らしい働きをします。
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