Lavalier の取り付け:ベストプラクティス

Lavalier または「ラベリア」マイクロフォンは、セリフ収録で話者をクローズマイキングする最適な方法の一つです。音源(つまり話者の口)に近づけることで、ショットガンマイクロフォンやカメラ搭載マイクロフォンの配置で良好なS/N比を得るために必要な試行錯誤を大幅に減らせます。

ただし、テレビ番組や長編映画の撮影などで、収録機器を画面から隠す必要がある場合は、より複雑な作業になることがあります。

では、最適な配置と優れたS/N比を実現しながら、RØDE Lavalier マイクロフォンをどのように隠せばよいのでしょうか。この記事では、セリフを大きく明瞭に収録しつつ目立たせないために、一般的に使われている取り付け方法をいくつかご紹介します。

Lavalier クリップ

ラベリアマイクロフォンには通常、標準マイククリップが付属します。話者にマイクロフォンを固定する最も一般的な方法ですが、ジャケットのラペルやボタンダウンシャツなど、衣服の端に取り付ける必要があります。このクリップはカメラや観客から見えるため、ケーブルを適切に処理し、マイクロフォンとケーブルの両方をすっきり整えておくことが重要です。 

業界では、標準クリップを使ってきれいに見える形で取り付ける際に、特に2つの方法がよく使われます。「ブロードキャストループ」と「ニュースマンズループ」です。 

ブロードキャストループ

まず、マイクロフォンをクリップに差し込み、ケーブルもクリップ内に戻してループさせます。ラベリアマイクロフォンを話者の衣服に取り付ける際は、余ったケーブルを布地の裏側に通し、正面から見えるのがマイクロフォン本体、クリップ、小さなケーブルループだけになるようにします。

ヒント: ケーブルにストレインリリーフを設け、動作ノイズの発生を抑えるには、マイククリップの下にもう一つループを作り、小さく切ったテープで固定します。

ヴァンパイアクリップ

ヴァンパイアクリップは、衣服の端に取り付けられない場合に最適な、シンプルでよく使われるもう一つのラベリアクリップです。ヴァンパイア(またはバイパー)クリップには2本の小さなピン、つまり歯があり、標準クリップではつかめないTシャツやドレスなどの布地にしっかり固定できます。

ラベリアマイクロフォンを隠す

衣服の下にラベリアマイクロフォンを隠す必要がある場合は、さまざまなテープ技法やその他の方法を使うのが一般的です。これらを試す前に、しっかり固定でき、収録中に動いたり剥がれたりしないカメラテープまたはガファーテープを使用していることを確認してください。

MicDrop

RØDE MicDropは、ラベリアマイクロフォンを話者に素早く簡単に装着できる、シンプルなケーブルウェイトです。 マイクロフォンケーブルを衣服の中で下方向に引き下げるため、ボディパックトランスミッターや収録機器に簡単に接続でき、収録中の時間を節約し、妨げを最小限に抑えられます。MicDrop はすべてのRØDE ラベリアマイクロフォンに対応しています。詳しくはこちらをご覧ください。

カメラテープ

テープを使う場合は、まず粘着面が外側になるように小さく切ったテープをいくつか用意し、ラベリアカプセルを話者のシャツの内側に固定します。その約2.5cm下にストレインリリーフ用のループを作り、さらにテープを貼って固定します。最後に、別のテープでケーブルの一部をシャツの内側に固定し、ラベリアカプセルやケーブルループに負荷がかからないようにします。

InvisiLav

RØDE invisiLavは、さまざまな表面でラペルマイクロフォンのカプセルを隠せるよう設計された、小型で透明なマウントです。柔らかなゴム素材で作られており、ノイズと振動の両方を吸収できます。また、幅広で平らな形状により、粘着材を固定するための大きな接着面を確保できます。invisiLav には肌に安全な粘着材が付属しますが、カメラテープやガファーテープも使用できます。

マイクロフォンを所定の位置に取り付けたら、マウントの下にストレインリリーフ用のループを作り、カプセルの一部を布地に貼り付けて、カプセルとループの両方にさらなるストレインリリーフを設けてください。

マイクロフォンの配置

収録に最適な取り付け方法を決めたら、理想的な配置を検討します。ラベリアマイクロフォンを話者の口に近づけたり遠ざけたりすることで、音色と周波数特性は大きく変化します。

一般的には、マイクロフォンカプセルを話者の胸骨の上に配置すると、近接感と自然な音の再現性のバランスが良くなります。

ヒント: この位置にラベリアマイクロフォンを配置する際は、マイククリップの内側で逆さまに取り付けてください。これにより、歪みの原因となる破裂音(T、P、Bなどの強い子音を発音したときに生じる風)を抑えながら、必要な明瞭な音声をすべて収音できます。

屋外収録で風がさらに強い場合は、必ずラベリアマイクロフォンにファータイプのウインドシールドを装着してください。隠しにくくなる可能性はありますが、耳障りな歪みによって音声が台無しになるのを防げる場合があります。