ライブスタンドアップコメディを撮影するための2つのヒント

ビデオグラファーや映像制作者として、スタンドアップコメディのライブを収録することがあるかもしれません。出演者が見直すための10分間のネタの場合もあれば、コメディアンがオンラインやDVDで公開したいと考えている、1時間に及ぶショー全体の場合もあります。

しかし、スタンドアップのようなライブで観客とのやり取りがあるイベントの撮影は、普段の台本に沿ったスケッチ撮影とは大きく異なります。初めて撮影するなら、最適な収録機材をそろえて、ぜひ続きをお読みください。

1. カメラのセットアップを慎重に考える

高品質なスタンドアップのステージを見れば、ほぼすべてが複数のカメラで撮影されていることに気づくでしょう。

低予算かつ小規模な制作であれば、カメラ2台だけでも対応できます。1台は広めの画角で撮影できるように設置し、もう1台では適度なミドルショットを収録します。可能であれば、別の場所に3台目、さらには4台目のカメラを設置し、観客の反応やステージ全体の超ワイドショットなど、映像映えするものを撮影しましょう。

もちろん、コメディアンは芸風によって、予告なく非常に素早く動くことがある点も覚えておいてください。 

フリーランスのカメラマン、Nurhak Karayol氏はOrama.tvに次のように語っています。「[ライブイベントでの]動きのほとんどは『一生に一度の瞬間』です。そうした瞬間に備え、状況全体を見渡して次に何が起こるかを予測できる力を持つ必要があります」

ボーナスヒント: 一部のDSLRカメラは、1回の撮影で非常に長時間録画することができません。実際、Canon 600Dなどのカメラは、録画開始から約10~12分で停止してしまいます。機材は必ず使用前にテストしてください。

2. 適切な音声収録機材を用意する

ライブスタンドアップの音声には2つの要素があり、どちらも同じくらい重要です。

1つ目は、コメディアンが話す声です。コメディアンは、会場内の別の場所にある音響ブースへ接続されたライブイベント用マイクに向かって話します。 

2つ目は観客の反応です。これは避けることのできない背景音です。 

前者については、RODE XLR43ケーブルを使ってデジタルレコーダーをスイッチボードに直接接続し、サウンドチェック中に両端のゲインを調整します。十分な長さのケーブルがあれば、 カメラに直接接続することもできます。

笑い声の収録については、予算によって適切な方法が決まります。場合によっては、カメラに取り付けたショットガンマイクで十分でしょう。例えばRODE VideoMic Proなどです。ただし、近くを移動する人の不要な物音や、カメラ本体に触れる手の音まで拾ってしまう可能性があります。

最良の結果を得るには、ステージの近くに高品質なマイクをスタンドで設置し、観客の方向へ向けてください。激しい拍手で音声が歪まないよう、ショーが始まる前にすべてのレベルを必ずテストしましょう。