Note

The routing menu is also where you will see timecode configuration options. This is covered in depth in our ’Using Timecode with the Wireless PRO' section.

Merged(合併)、Split(分割)、セーフティチャンネルモード

デフォルトでは、Wireless PROはMerged(合併)モードになっています。Merged(合併)モードとSplit(分割)モードを切り替えるには、左右のナビゲーションボタンを同時に長押しし、ルーティングメニューに進みます。ここで左ナビゲーションボタンを押して利用可能なモードを選択し、右ナビゲーションボタンでモードを決定できます。

Merged(合併)モード

Merged(合併)モードでは、2台の送信機 (使用していればRXマイクも) が1つの合併された音声として出力されます。これは、Wireless PROをプレゼン環境で使用する場合や、送信機を1台だけ使用して録音デバイスの両チャンネルに録音したい場合に最適です。

Split(分割)モード

Split(分割)モードでは、各送信機の音声はWireless PRO受信機の別々のチャンネル (左右) から出力されます。つまり、ポストプロダクションで各チャンネルを個別に加工できるため、2人でのインタビューや各音源を個別に編集・ミックスする必要がある場合に最適です。ヘッドセットマイクを受信機の3.5mm接続 (RXマイク) に接続して使用する場合、送信機からの音声は合併されて左チャンネルから出力され、RXマイクは右チャンネルから出力されます。Split(分割)モードの詳細については、下記の表をご覧ください。

セーフティチャンネルモード

セーフティチャンネルモードが有効な場合、Wireless PROはメインチャンネルの他に、−10dB低い第2チャンネルのオーディオも出力します。これは音源が不意に大音量になり、オーディオがクリッピングしてしまった場合に良質なバックアップ録音があるので便利です。セーフティチャンネルは青い盾のアイコンで表示され、Merged(合併)モードでのみ使用できます。有効にすると、すべての入力 (送信機2台とRXマイク) が左チャンネルに合併され、セーフティチャンネルが右チャンネルに出力されます。

Wireless PRO diagram on switching between mono and stereo
Split(分割)モードの場合、ステレオ (左/右) 出力は、どの入力が使用されているか、どの送信機がペアリングされているかによって異なる構成になります。下記の表は、接続されている送信機 (TX1またはTX2)、および受信機 (RXマイク) に接続されているヘッドセットまたはラべリアマイクの組み合わせに応じて、Split(分割)モードで可能な出力モードを示しています。